安心して治療を受けていただくために
当院では患者さまに「安心いただけること」を重視しております。治療によって、すぐに効果を実感できるものと、そうではないものなど、さまざまあります。
説明を十分にしたうえで、治療の必要と方向性を納得していただき、手術・治療に入ります。
眼瞼下垂手術
炭酸ガスレーザーを用いたレーザー手術になります。
以前に比べて、まぶたが重たい、まぶたがかぶさったようになって見にくい・・などの症状があれば、ご相談ください。
外来小手術
ものもらい、涙点プラグ挿入、結膜弛緩症などの手術を行っています。
硝子体注射およびテノン嚢下注射
加齢黄斑変性、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症による黄斑(網膜の中心部)の浮腫に対して、浮腫をとるための硝子体注射およびテノン嚢下注射を行います。
眼瞼・片側顔面けいれんに対するボツリヌス療法
眼瞼・片側顔面けいれんに対するボツリヌス療法の注射を行っています。
レーザー治療
網膜に対するレーザー治療
糖尿病網膜症をはじめとする眼底出血、網膜裂孔などの網膜レーザー治療を行います。
- 眼底の凝固を行う場合は瞳孔を大きくする目薬をさし、照射ができる状態にします。
- レンズを直接角膜につけても痛くないように表面麻酔をします。
- 顕微鏡の顎台に顎をのせていただき、後ろをゴムのバンドで止め、 空気が入らないように粘り気のある薬品を間に挟み、特殊なコンタクトレンズを角膜につけます。
- その上からレーザーを照射します。
- 眼底の凝固の場合、しみるような違和感や軽い痛みがあることがあります。 凝固が終わるまで動かないでください。
- レーザー照射が終われば終了です。次回2週間後くらいで来院して確認いたします。
後発白内障に対するレーザー治療
白内障手術後に眼内レンズが挿入されている水晶体の袋が濁ってくる後発白内障に対するレーザー治療です。
- 点眼で瞳孔を大きくして、穴を開けやすい状態にします。 同時に炎症や眼圧上昇を予防する薬をさします。
- 顕微鏡の顎台にあごをのせ額をつけます。動くと必要のない場所にレーザー光線が当たり危険ですので動かないでください。
- 特殊なコンタクトレンズを目につけ、コンタクトレンズを通してレーザー光線を照射します。YAGレーザーというレーザーで眼内レンズの後ろの膜を切ります。場合によりパチッパチッという音がします。
- ほとんどの場合、5分前後で処置を完了します。
- 術後眼圧が上昇することがあるため、少し間をおいて眼圧を測定し、上がっていないことを確認します。
急性緑内障発作およびその予防に対するレーザー治療
虹彩の根元の部分に水を通す穴をあけることで、緑内障発作を治療または予防します。2種類のレーザーを組み合わせることで、角膜に起こる合併症を軽減するレーザー治療になります。
- 点眼で瞳孔を小さくし、穴を開けやすい状態にします。 同時に炎症や眼圧上昇を予防する薬をさします。
- 顕微鏡の顎台にあごをのせ額をつけてください。 動くと必要のない場所にレーザー光線が当たり危険ですので後頭部をバンドで止めます。
- 特殊なコンタクトレンズを目につけ、コンタクトレンズを通してレーザー光線を照射します。一段階目に虹彩を焦がして出血を予防し、二段階目には出力を上げてレーザーで穴を開けます。
- 穴が開いたらYAGレーザーへレーザーの種類を変えて穴を拡大します。 パチッパチッという音がします。
- 出血があればコンタクトレンズを押し付け、圧力を加えて止血します。 パチッパチッという音がします。
- 術後眼圧が上昇することがあるため、少し間をおいて眼圧を測定し、上がっていないことを確認します。