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眼瞼けいれんの治療について

2018年08月07日

暑さのほかに台風の到来、今年の夏の気候の変動はめまぐるしいですね…(;´Д`)
胸が痛む報道が多い中、当たり前の日常が日々送れることをほんとうにありがたく思います。

そして、わたしたちは、自分のできることをできる限りきちんと努めていかねばならないと感じます!

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さて、今回は当院で行っています眼瞼けいれんの治療についてお話ししたいと思います。

先日、「涙がたくさん出るのですが…」という主訴で患者さまがおいでになりました。

「涙腺がつまっている(注・基本的には涙腺が詰まることはなく、鼻涙管のどこかが詰まっていることを示されている方が多いようです)と言われてるんだけど、全然つまっていなくて、ドライアイと言われた。でも、全然ドライアイの目薬をつけていてもよくならなくて…」
と困られていました。

よく聞いてみると、「電信柱に急にぶつかったりして危なくて!」なんていう症状もありました。

これらはすべて、「眼瞼けいれん」に伴うものであることが分かりました。

けいれんといっても、「ぴくぴくっ」とする程度ではありません。
自由に瞬きをすることができず、勝手に目が閉じてしまうので、「閉じている方が楽」と感じることが多いのです。

この「眼瞼けいれん」は、わかりやすくいいかえると、「瞬きのコントロールの異常」です。
脳にある瞬きをコントロールする回路の異常と考えられています。この異常はMRIなどには写りません。ある種の内服薬(睡眠薬や精神安定剤など)を長期で飲み続けていることがきっかけになることもあります。
また、まぶたに力が入ってしまうためにまぶたが閉じていることが多くなり、「まぶたが下がってきた」と思われることもあります。
中年期以降の女性に多く、女性は男性の2.5倍の患者数と言われています。

この方は、ボツリヌス療法、すなわちボツリヌストキシンを注射することでさまざまな症状が大幅に改善しました。

皆さんの多くは、疲れたりするとまぶたの一部がぴくぴくした経験があるかと思いますが、厳密にいうとこれは眼瞼けいれんではなく、「眼瞼ミオキミア」であることが多いです。
「眼瞼ミオキミア」はなぜ起こるかあまりよくわかっていませんが、眼精疲労やドライアイがきっかけで起こることがあり、それらの改善を促す点眼であったり、日常生活の見直し(例えば、PCなどの仕事が多い場合、適切な眼鏡をかけているかなど)をお勧めします。

また、この治療はよく美容業界では「しわ取り」治療に使われています。
長く使うことで折りたたまれてしまった(収縮した)筋肉をのばす(弛緩させる)方法に古くから用いられています。
当院では、このしわ取りの目的は施注しておりませんので、ご留意くださいませ。

南浦和の眼科「はる眼科クリニック」

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