はるブログ
ドライアイ治療点眼薬が入荷できない状況が続いております
既にご存知のかたも多いかと思われますが、
ジクアスLX(参天製薬)が現在出荷停止となっております関係で
その他のドライアイに類する以下の点眼剤についても、現在入荷できない状況が続いております。
- ヒアレイン0.1% (後発品 例:ヒアルロン酸Na)
- ジクアス(LX発売以前の製品)
- ムコスタ(後発品:レバミピド)
- ソフトサンティア
多くの院外薬局もほぼ同じような状況が予想されますので、ご希望の本数を処方できないことがございます。
在庫僅少の薬剤をご希望される患者さまにお使いいただくため、ご理解いただけますと大変ありがたく存じます。
ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
マイナ保険証が当院でご利用できます。
当院でもマイナンバーカード(マイナ保険証)がご利用できるようになりました。
マイナ保険証を利用すると、他の医療機関で処方された薬剤情報や特定検診の情報をオンラインで確認することが可能です。
当院では診療に必要となる正確な情報を取得・活用することにより質の高い医療の提供に努めてまいります。
正確な情報を取得・活用するためにマイナ保険証のご利用にご協力お願いいたします。
なお、マイナンバーカードをお持ちでない方も、従来通り健康保険証を使った受診が可能です。
ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
マスク着用につきまして
当院では感染時に重症化しやすいご高齢の患者様や、
免疫力低下された患者様が多数お越しになります。
引き続き院内ではマスク着用をお願いいたします。
ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
近視進行抑制のサプリメント始めました!!
ロート製薬「クリアビジョンジュニアEX」のお取り扱いを始めました。
臨床研究に基づいた「クロセチン」を含有しているサプリメントです。
「クロセチン」は近視進行抑制に関わる遺伝子「ERG-1」の発現を増やし、近視の原因となる眼軸長の伸びを抑制することがわかってきており、注目を集めております。
近視抑制効果が得られた臨床研究で使用した同量のクロセチン含有量となっています。
近視の進行抑制に効果がある治療方法として、
マイオピンとともに、クリアビジョンジュニアEXのサプリメントの摂取も選択肢となってくるかと思います。
ご興味のある方はスタッフにお声掛けくださいませ。
Web予約方法
当院ではWebからご予約が可能です。
・予約画面で、症状やご希望内容を選択(複数選択可)もしくは、メモ欄にご記入ください。
・メガネやコンタクトレンズを初めてお作りになる方は、オンライン予約ではなくお電話にてお問合せください。また、視野検査やお子さんの斜視などの特殊検査もお電話でのご予約をお願いいたします。
・完全予約制ではございませんので、予約が取れなかった場合は、お電話でお問合せいただくか、または直接ご来院ください。
①「Web予約」ボタンをクリックしていただけますと、予約フォームにつながります。
②ご希望の日時を選択
③メールアドレスを入力し、利用規約に同意して「確認メール送信」をクリック
④メールが届きましたら、「確認用URL」をクリック
⑤患者情報を入力し、「予約を確定する」をクリック
⑥予約確認メールが届けば完了です!
来院されましたら、「Web予約しています」と受付にお伝えください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
市販の目薬について
入梅といっても、日中に真夏のような暑さが続いたり、肌寒い夜があったりと体調を崩しやすい日々が続いていますね。
反動でからだはとてもつかれやすくなっていますので、どうぞ無理せずお過ごしください。
さて、今回は市販の点眼薬についてのお話です。
ドラッグストアにいくと、つい市販の点眼薬コーナーをのぞいてしまいます。
いったい何が売っているのかな?みんな何を求めているのかな?と気になるからです。
疲れ目、ドライアイ、充血、ものもらい…多岐にわたって品ぞろえがあって、感心しますが、その成分にときどき???と思うこともあります。
もちろん、市販の点眼薬がわるいというわけではありませんが、どれにでも効くような感じに宣伝しているなぁ…と思ってしまうのです。
市販薬は、目薬に限らず、処方箋がなければ手に入らなかったものが、長期間経てその有効性と安全性が確認され、どなたでも使いやすく工夫されているものです。
目薬に関していうと…、簡単に言えば、「効きそうな成分が少しずつ濃度を薄くして何種類も入っている」という薬になります。
だから、いくらかは効きますが、しっかり効くとは限らないのです。
ⅰ)充血を取る!?
特に、市販点眼薬についていえば、注意しなければならない成分があります。
よく、「充血をとる」という言葉がありますね。
これは血管を収縮させて見た目で赤みをとっています。しかし、充血は何か炎症が起こって血管が拡張していることが多いので、血管収縮により充血が消失したように見えても原因が残っている場合は薬が切れたときにかえって充血が起こりやすくなります。いわゆる「リバウンド」です。
何度も使っているうちに、血管収縮の反応も起こらなくなり、常に真っ赤になってしまうこともあります。
ⅱ)「スッキリ」しない処方薬!?
また、市販の目薬に比べると、医院で処方された点眼は「すっきりした」感じがない、とよく言われます。
「もっとスッキリするものはないかねぇ」と言われると「う~ん…」と困ってしまいます。
「スッキリ」する市販薬に含有されるメンソール系、カンフル系といった成分は、処方薬には含まれることはほとんどありません。
人によって、特に炎症があるときなどは非常に刺激が強く、しみた感じが強くなってしまうからです。
むしろ、処方薬は「いかに刺激を感じないで長期にわたってさしていただけるか」ということを考えています。
個人的には、「スッキリ爽快!点眼」CMを眺めていると、スッキリ良くなりそうだな~と感じてしまいますけどね!
そのほかも、ものもらい用の市販薬などは、抗炎症成分、抗生物質が低濃度で含まれているので、よくなることもあるかと思います。しかし、改善しない場合はかえって耐性菌を作り、「効かない」目薬をただずっとさし続けているだけになってしまいます。
数日点眼してもきかない場合は、受診していただく方がよいでしょう。
防腐剤フリーのいわゆる人工涙液など、市販の点眼薬でも使っていて問題のないものもあります。特に花粉症の時など、点眼の前に「洗眼」する意味でも人工涙液は非常に有用です。
市販の点眼薬をご使用されていて、長期にわたって使っていても症状が改善しない場合は、ぜひ一度眼科を受診されてくださいね。
眼瞼けいれんの治療について
暑さのほかに台風の到来、今年の夏の気候の変動はめまぐるしいですね…(;´Д`)
胸が痛む報道が多い中、当たり前の日常が日々送れることをほんとうにありがたく思います。
そして、わたしたちは、自分のできることをできる限りきちんと努めていかねばならないと感じます!
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さて、今回は当院で行っています眼瞼けいれんの治療についてお話ししたいと思います。
先日、「涙がたくさん出るのですが…」という主訴で患者さまがおいでになりました。
「涙腺がつまっている(注・基本的には涙腺が詰まることはなく、鼻涙管のどこかが詰まっていることを示されている方が多いようです)と言われてるんだけど、全然つまっていなくて、ドライアイと言われた。でも、全然ドライアイの目薬をつけていてもよくならなくて…」
と困られていました。
よく聞いてみると、「電信柱に急にぶつかったりして危なくて!」なんていう症状もありました。
これらはすべて、「眼瞼けいれん」に伴うものであることが分かりました。
けいれんといっても、「ぴくぴくっ」とする程度ではありません。
自由に瞬きをすることができず、勝手に目が閉じてしまうので、「閉じている方が楽」と感じることが多いのです。
この「眼瞼けいれん」は、わかりやすくいいかえると、「瞬きのコントロールの異常」です。
脳にある瞬きをコントロールする回路の異常と考えられています。この異常はMRIなどには写りません。ある種の内服薬(睡眠薬や精神安定剤など)を長期で飲み続けていることがきっかけになることもあります。
また、まぶたに力が入ってしまうためにまぶたが閉じていることが多くなり、「まぶたが下がってきた」と思われることもあります。
中年期以降の女性に多く、女性は男性の2.5倍の患者数と言われています。
この方は、ボツリヌス療法、すなわちボツリヌストキシンを注射することでさまざまな症状が大幅に改善しました。
皆さんの多くは、疲れたりするとまぶたの一部がぴくぴくした経験があるかと思いますが、厳密にいうとこれは眼瞼けいれんではなく、「眼瞼ミオキミア」であることが多いです。
「眼瞼ミオキミア」はなぜ起こるかあまりよくわかっていませんが、眼精疲労やドライアイがきっかけで起こることがあり、それらの改善を促す点眼であったり、日常生活の見直し(例えば、PCなどの仕事が多い場合、適切な眼鏡をかけているかなど)をお勧めします。
また、この治療はよく美容業界では「しわ取り」治療に使われています。
長く使うことで折りたたまれてしまった(収縮した)筋肉をのばす(弛緩させる)方法に古くから用いられています。
当院では、このしわ取りの目的は施注しておりませんので、ご留意くださいませ。
無事に3年目を迎えました!
酷暑の夏ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
夏休みに入って、お子さま連れでご来院の方が増えました。
「学校検診はプールの始まる前で済ませたが、やはり視力が出にくいので眼鏡を作りたい」
というお子さんが多い印象です。
新学期の始まる前に、眼鏡をかけ始めているお子さんは眼鏡のチェックを、少し見えにくくて様子を見ている方は眼鏡が本当に必要かのご確認をしていただくとよいかと思います。
眼を細めてしかめっ面しているのは見えにくいサイン。
適切な眼鏡を装用すれば、極端に度数が進行してしまうことも防げます。
当院ではマイオピンによる治療も行っております。
成長期のお子さんの近視を完全に抑制することが大変難しいですが、すこしでも進行を遅らせたいと思われる保護者の方のお気持ちに沿えればと思っております。
本日、8月2日無事に開院3年目を迎えることができました!!
今後も眼科の地域医療の貢献できるように、小さな努力から重ねてまいります。
はる眼科クリニックをよろしくお願いいたします!